RIVER BANK 森の学校(旧長谷小学校)には卒業生はもちろん、2010年から続くGNJや、秋の収穫祭等のイベントを通して、沢山のファンが存在する。本プロジェクトにおいて、リノベーション部門の誘い受けた時、みんなの思い入れの深い学校へ手を入れるということはそれなりの覚悟が必要だった。
「前の方が良かったね」と言われるのではないか、そんな不安が過ったとき、心の支えとなったのが敷地内に木造校舎と鉄筋校舎を全く異なるアプローチでリノベーションしていくというコンセプトだった。
築90年の木造校舎を「リ・ハビリテーション(本来あるべき状態への回復)と考え、使いながら保存する」という以前の佇まいが残るコンセプトがあったからこそ、鉄筋校舎はこれからの運用にあわせて色や形など思い切ったコンバージョンができた。
あるものを大切にする、新しくつくることだけがものづくりではないと改めて確認させられた良きプロジェクトに参加できたことBAGN・リバーバンク・DWELL・高田地区・協力業者の皆様に感謝。