屋号|sail (セイル)

代表|中村圭吾

設立|2017年6月

事業内容|住宅家具設計・プロダクトデザイン

神奈川オフィス|213-0033 神奈川県川崎市高津区下作延1-1-7nokutica

鹿児島オフィス|896-0043鹿児島県いちき串木野市港町128salon nakamura

建築と家具の技術を繋ぎ、新たな魅力と技術の継承の可能性をデザインする
sailではクライアントの持っている技術、素材、気候風土を活かした建築・家具デザインを行なっています。突然「自社の良さや強み」と言われてもなかなか思いつかないものですが、案外ソトから見ると気づくものがあります。それはそこで働く人にとっては普通のものや作業かもしれませんが、知らない人から見るとそれが「特別」に見えたり感じたりすることもあります。一緒にプロジェクトを進める前に、まずはクライアントと一緒に「なにが特別」を掘り下げていく会話から始めるようにしています。会話・工場・現場見学で見つけたアイディアは、これまでの販路の中で考える必要はまったく無く、建築・家具へ応用できるものがあれば協業し建築をつくったり、新たなプロダクトを柔軟に考えていけたら良いと考えます。まずは会話をするようにはじめましょう。
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中村圭吾 Keigo Nakamura 
住宅家具設計(二級建築士)プロダクトデザイン
1986年鹿児島県生、前職にて住宅の営業から設計現場管理を通して建築と家具に関心を深める。2017年sail設立。地域の風土や職人との協業を大切にした住宅家具設計、プロダクトデザインを手掛ける。2019年2月拠点を鹿児島から神奈川へ移し、全国の家具産地を渡り歩く日々。
僕は鹿児島県の港町で生まれ育ちました。周りには大小さまざまな造船所や鉄工所、船具店が幾つもあり、幼い頃遠めから眺めていたのを覚えています。視線の先には職人や漁師達の世界が広がっていて、秘密基地のような佇まいと「子どもは入るな!」という危ない空気感は子ども心をくすぐりました。大人になった今、業種は違えど家具工場や建築現場に行ってワクワクするのは幼い頃入れなかったことへの反動なのかもしれません。いつまでもその好奇心を持ち続けたいという思いから屋号は港にまつわるものにしたいと考えました。自分がこれからどんな家具、道具、空間をデザインしていきたいか?結果たどり着いた言葉が「sail:セイル(船の帆)」です。「帆」は目に見えない自然の風を読んで前へ進むために先人達が考え出した道具です。僕の考えるものや空間も、人の想いや風土・伝統といった直接目に見えないことまで読みこんだデザインをしたいという思いが屋号に込められています。