引出しが丸洗いできたら使い勝手がいいのではと思い竹細工と木工の職人と試行錯誤して完成したチェスト。洗面室を想定した収納家具で、竹籠引き出しは全部三段。上から、化粧品、ドライヤーやヘアアイロン、下はスプレーやコットン、タオルなどが仕舞える。天板は取り外し式となっていて、上から直接竹籠へ収納することもできる。木フレームには釘を一本も使わず、留型隠し三枚目組継などで組んである。竹籠の引き手は強度を持たせるための藤巻きがよいアクセントとなっている。竹の節を表に出さず、全て引出しの裏面で揃えるという職人の意識が美しい。